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初心者のためのイデコ?それって一体なになのか?後編

 

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お金の塾講師himamoriです。

 

今回は、初心者のためのイデコ?それって一体なになのか?後編 です。
今回がとりあえず、イデコの説明についてシリーズの最終回になります。

前々回は、イデコのさわりの部分と支払い時の選択権について 

www.himamori.com

 

前回は、受け取る時と運用中の選択権について

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まだ、ご覧になっていない方は、それぞれの記事からどうぞ。

 

今回の最終回では、将来についてのメリットではなく直近の間に
還元されるイデコ最大のメリットについてをお伝えしていきます。

 

節税こそがイデコ最大のメリット

前回までは、あなたが税金を支払う、お話を散々してきましたが、
イデコには、節税(税金が減るとか、払わなくていいなど)効果があるのです

イデコで税金が減るとは⁉︎

イデコで税金が減る理由は、簡単です。
今回は、サラリーマンの方を対象にしてお伝えします。
年末調整の時期になると、源泉徴収票という物を
会社から受け取った事がありますよね。

その紙で見て頂きたい所が3つあります。

1番 総支給額

これは、字のまんまですね。

会社が、あなたに支払った分の、お金を全部ひっくるめた金額の事です。
(ここの金額次第で、社会保険料なんかが決まります。)

2番 控除

こちらの控除とは、なにか?と言いますと、先ほどの総支給から
社会保険料や、あなたが加入している生命保険から割り出した金額の
引ける分もひっくるめて総支給に、なかったもの扱い出来る金額です。
(要約すると、総支給のお給料から、あなたの手元に入ってくる金額じゃないよね。
というものは、総支給から除外します。ってことです。)

3番 手取り額

基本的に、みんなが一番、気にかけているポイントですね。

手取り額とは、先程解説の 総支給一控除=手取り額
(あなたが自由に使う権利があるお金。)

 

税金(所得税や住民税)は、3番の手取り額を元に計算されるのです。

この時、控除が大きくなるほど、
手取りが少なくなるから、税金も少なくなるのです。

 

そして!イデコでの積立に支払う金額は、全額が
2番の控除に含まれるのです!(毎月の金額には、上限がありますが)

つまり自分の将来のお金を積立しているのに、
その分が丸々控除として働くのです。

結果として、手取りの金額が少なくなる事によって、
取られる税金も少なくなるという事ですね。

 

簡単な例えを書きますね。
(金額などは、分かりやすい計算にするために、実際の税率などは書きませんので悪しからず。)

あなたのお給料の総支給が1年で500万円あったとします。
社会保険料や生命保険料、扶養控除なんかも引いていき、
手取りが312万円だったとしましょう。

税金が手取りの20%だった場合、62.4万円を持って行かれてしまいます

しかし、イデコで毎月1万円を積み立てていると、将来のあなたの貯金が
増えているのにも関わらず、1年で12万円が総支給から追加で控除されるのです。

ということは、手取りの金額が300万円に変わります。

結果として、税金も60万円に減るのです。

トータルすると、将来のための貯金を年間で12万円
貯められた上に、1年で2.4万円の税金が返ってくるのです。

貯金ができる上に税金も返してもらえる制度って認識でOKです。

 

払わなくていい、節税効果

イデコとは、自身で選んだ金額と期間で、
あなた自身が決めた運用先で運用していきます。

あなたの決めた運用先が、お金をどれだけ増やしてくれたとしても、
運用をしている最中は、税金が完全にタダですからね。

本来は、投資による利益は、利益が確定されると、
利益の20%が税金でもっていかれてしまいます

これがイデコだと、運用期間中に、どれだけ増えたとしても、
運用期間中は、取られる税金が0円なのです、

税金なし、と言うことは?

利益が税金で持っていかれないので、あなたが積立をしてきた
金額に利益分が、そのまま乗っかって運用が続いていくのです。

 

つまり!

イデコで、積立をしたお金を運用している途中に、利益が
でたとしても、運用期間中は、一切の税金が取られることがないのです。
(これは、あなたのお金が増えていくためには、とても優遇された制度です。)

なぜならば、100万円が仮に3%の利益率で毎年お金が増えるとしたら
利益に対して毎回、税金で20%持っていかれてから、元手に加えていく場合と

税金なしで、元手にそのまま加えていく場合では、

20年後には税金あり1603852円税金なし1805968円という結果に、

20万円以上違いますよね

ちなみに金額が大きくなる程に、この差はドンドン開いていく事になります。

この節税効果は、とっても大きいです。

 まとめ

  1. イデコには、お金が返ってくる節税効果(積立分が控除に含まれる)がある。
  2. イデコには、利益が出た時にお金を払わなくていい節税効果
    (運用期間中、利益から税金が取られない)もある。

 

以上、イデコの節税効果についてでした。

次回は、お金を貯めたい方が是非とも知っておきたい「積立ニーサ」について です。

最後までお読みいただきありがとうございました。
私の学んできたことが少しでも、
あなたの役に立つことが出来れば幸いです。

 

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それではまた明日。